佐渡の魚とお酒のお店 陶器ギャラリー・隠れ家和菜たまり

陶器ギャラリー・隠れ家和菜たまり

百合ヶ丘駅から徒歩5分の隠れ家的お店

 今回は、小田急線の百合ヶ丘駅北口から約5 分の位置にあるこのコーナーのタイトルにふさわしい隠れ家のようなお店「陶器ギャラリー・隠れ家和菜 たまり」さんに取材を敢行。
 新潟県佐渡島産の魚や調味料、お酒と地場野菜にこだわった店だという。さっそくお店に訪れることに。

店内には陶芸作品が並び、普通の飲食店にはない雰囲気。

 店内に入ると、カウンター席やテーブル席、奥にはお座敷もあるものの、棚には陶芸作品が並び、通常の飲食店にはない
 独特な雰囲気。まずは、その辺りからお話を聞くことに。

陶芸家や、居酒屋の店主の経験など異色の経歴。

 話を聞くと、芸術系の学校を卒業後、17 歳の時に陶芸家・北 一明氏の内弟子となり、10 年仕えたとのこと。
その際に北 一明氏が経営する居酒屋の店主も任され、飲食業にも関わることに。

 その後、新潟の佐渡島をテーマとして陶芸作品を制作するうちに佐渡に魅せられるようになり、佐渡の食材でお店をオープンすることに。

 店内に並ぶ陶芸作品はご自身の作品はもちろん、お店で自ら陶芸を教えている生徒さんの作品も。まさか、お店で陶芸の先生までやられているとは!驚くばかり。
 お客様にお出しする料理に使用するお皿もオーナー自身で作られたものがほとんど。
 お皿も料理もオーナーの手によって作られたものだと知り、どちらにもオーナーのこだわりが感じられる素敵な店であることを再認識することに。

 それでは、そろそろ本題の料理の話へ。

佐渡の魚、お酒をメインに地元で採れた野菜とともに。

 まずは、3点セットから。「アジの酢洗い」に合わせるのは、わさびヨーグルトソース。

口にしたことのない組み合わせだが、わさびのツーンと鼻に抜ける刺激とヨーグルトのさわさかな味がとてもよくあってビックリ!

 続いて、「サザエのアヒージョ」。にんにくとオリーブオイルで熱したサザエは風味抜群。サザエの貝の中に残っていたオリーブオイルをカリカリのパンにつけて、エンドレスで食べられる一品!

 次に「畑の野菜天ぷら」。地元で採れた野菜をメインに13種の天ぷらを写真手前の小皿に載っている佐渡の藻塩をつけていただく。

どれもとても美味しかったが個人的に好きだったのが、エゴマ、ミョウガ、金時草、ゴーヤ。野菜のセレクトが変わっていて、それでいてどれも美味しい!さらに変り種が、なんと果物の梨!梨の天ぷらはもちろん初めて。ほんのりとした甘さが、ジャガイモのような玉ねぎのような、そしてシャリッとした食感が楽しめた!

 だいぶお腹も張ってきたところに写真左下の佐渡の魚で出汁をとり、これまた佐渡の塩で味を整えた塩ラーメンの登場!

あっという間に、平らげてしまった。同じ産地の食材の組み合わせは本当によく合うんだなぁと関心。そして締めにスイカのシャーベットでさっぱりとコースメニューは終了。

 記念日や還暦のお祝いなどにも楽しめるお店。ぜひ一度味わってみてほしい。

陶器ギャラリー・隠れ家和菜たまり

川崎市麻生区高石1-11-1 1F TEL : 044-951-1603
営業:木~日曜11:30 ~ 16:00、18:00~23:00
※月~水曜は予約制(予約は3 日前まで受付) 不定休
https://www.tamari-sado-yurigaoka.com/