SUN FARMERS CAFE（サンファーマーズカフェ）

お店の前には全面に広がる遊び場が

　横浜上麻生線（麻生通り）を麻生総合病院付近から横浜方面に向かい、麻生台団地入口の信号を過ぎると左手に見えてくる黒い建物。お店の前には全面に人工芝が敷き詰められた遊び場が広がり、ひときわ開放的な空間が広がっている。太陽と麦わら帽子のかわいらしいイラストと、店名が描かれたスロープから店内へと進む。

地場産の採れたて西洋野菜が並ぶ

　店内に入りまず目に飛び込んできたのは、彩り鮮やかな野菜達。これらは全て、付近にある柿の実幼稚園の菜園で栽培された地場産の西洋野菜で、スタッフが毎朝その日に必要な分だけを摘み取り、店内メニューの食材としての使用はもちろん、販売も行っている。野菜の購入を目当てに来店する客も多いとの事で、目玉のひとつになっているそうだ。さらにその隣にある手洗い場に特徴が。大人が使おうとすると、だいぶ前屈みにならないと蛇口に手が届かないほど、低い作りになっている。これはママ達のアイデアから設置された子ども向けの作りで、小さな子どもでも使いやすいことに重点を置いたお店作りの一環。こういった気遣いが、利用するママ達の心をくすぐる。

スタッフの8割が幼稚園のママ

　前述の手洗い場でも触れた通り、同店は子ども連れでの来店時にとてもうれしい要素がたくさん詰まっている。それもその筈、このお店作りの発端が「ママ達が安心してゆっくりできる場所が無い。自分達が欲しいと思う場所を作ろう」という思いからだったという事。ママ達自らの思いが結集して作られているのだ。スタッフのうち、8割は柿の実幼稚園の保護者で構成され、メニュー考案の際も同園の800人以上の保護者にアンケートを実施。人気のメニューが集められたという。さらに、使われている野菜は同園の菜園で作られたもの。安心、安全、そして新鮮という3拍子が揃っている。

ランチの一番人気は「野菜たっぷりガパオ」

　ランチメニューは3種類で、一番人気は「高野豆腐と野菜たっぷりガパオ」。もちろん野菜は自家菜園のものばかりで、この日はビーツ・スイスチャード・からし菜・レンコンなどがふんだんに使われ、見ているだけでもうれしくなる一品。その他に「キーマカレー」、「野菜と鶏肉の黒酢あえ丼」が揃う。カフェタイムはスコーンとブラン・マンジェ、ディナータイムにはサラダやピザ、パスタ、肉料理などが揃い、テイクアウトも実施中（各種メニューは季節により変更あり）。

子どもを自由に遊ばせられる環境

　お店の目の前には、全面人工芝が敷き詰められた遊具もある遊び場が広がる。周囲はフェンスで囲まれ、店内を抜けなければ外には出られない様に作られているため、安心して子どもを遊ばせることができる。万一入口から外に出てしまっても、門扉には鍵がかけられており、大人がいなければ外には出られない仕組みだ。さらにWi-Fi完備、座敷には絵本がたくさん用意されているので、外遊びに飽きてしまった子どもでも安心。随所にママ達のアイデアが詰まった、ママ達のためのカフェ。子ども連れの方はぜひ一度訪問してみて欲しいお店です。

SUN FARMERS CAFE（サンファーマーズカフェ）

川崎市麻生区上麻生7-23-15　TEL ：044-328-9990
モーニングタイム（月曜～金曜）10:00～11:00
ランチタイム （月曜～日曜）11:00～14:00
カフェタイム （水曜～日曜）14:00～17:00
ディナータイム （水曜～日曜） 17:00時～22:00
https://sun-farmers-cafe.jimdosite.com